質屋?貸金?古物?に 職業柄反応してしまいます。


質屋アプリCASHって大丈夫?




話題のCASHのサービスとは?

簡単に言うと、目の前の不用品を写メで撮って送るだけで、

その日のうちに現金が振り込まれるサービスです。

そんなことがあるって思いますよね~




質屋のビジネスモデルを今風にアレンジした感じでしょうか。


それに、そもそも審査がありません。

現物を見ないで「融資」しちゃうってところが驚きです。


しかも最大2万円までの金額が振り込まれるんですよ!




流れとしては

① 不用品の写メを撮り、アプリへ送る。

②午後3時までの取引であれば当日に口座振り込みが完了。

③2週間以内に「写メの商品を郵送する」か「振り込まれた金額+手数料」を返金する。


です。登録は電話番号のみ。


現金だけもらって、商品を送らないと電話番号がブラックリストにのって

二度と今後取引ができなくなりますが。



代金を受け取ったあと、やっぱり商品を手元に残したければ、

代金と返金手数料(査定額の15%)をあわせて支払う必要があります。



一見、「質屋」のようなサービスのように思えますが、

運営会社側はあくまで「売買契約」として「古物営業許可」だけを受けて運営しています。

が、ネット上で、このサービスは「法的に問題ではないか」という指摘が

多数あがっているんです。



これは、規約上「売買契約」となっていますが、実質的に「貸金」であり、

貸金業規制法や、質屋営業法の取締法規の適用を免れないと思われます。



「貸金業」の登録をしていなければ、「貸金業法」違反の可能性もあります。

もし、「利息」をとっているということになれば、「出資法」の問題にもなってきます。

「2カ月以内に15%」が利息であれば、年利に直せば90%です。



質屋営業法の「質」は、占有の移転なしには成立しません。

このcashは、法的にいえば、物の譲渡を受けながら、占有を移さない譲渡担保と

いうことになります。

そのため、質をとっていない以上、質屋営業をしているとはいえず、

担保の付いた単なる「貸金」があるにすぎません。



運営会社の資金の問題などもあり、かなりグレーではないでしょうか?知らんけど。


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Posted by ツナギスト 木下喜文 at 05:00│Comments(0)ブログ
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